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一本の糸、裁断された糸

2022/07/01

こんにちは。

最近、「歴史」が苦手だという方が多いようです。
「歴史」が苦手とはどういうことかというと、
内容がまったく身につかないということです。

それはなぜか考えてみた結果、私の頭の中に天から垂れ下がった一本の糸の絵が浮かびあがってきました。

歴史とは、ある対象が経た時間内の営みです。それはまるで一本の糸のようにつうっと天から垂れているのです。ところが、日本の学校教育の中で「歴史」を学ぼうとすると、授業時間の制約、教材の紙面の制約などさまざまな制約によって、この歴史の糸をブツブツ切っていかなければならないのです。糸が大雑把に切られているのであればまだましなのですが、どうもブツブツ、ブツブツと細かく裁断されてしまっているのではないかと思われるのです。

だからでしょうか、いざ「歴史」で学習した内容を見直そうとしても、細かく裁断された「糸くず」を拾うばかりになって、ふたたびつなげようとして、例えば結ぼうとしても細かすぎて結ぶこともできない、テープで貼りつなげようとしても途中で隙間ができたり、辺に曲がってしまったりして元の状態には戻らないのです。

「それでは、もう諦めるしかないのか?」
そうですね…、少なくとも糸くずを拾っても目を見張る改善は見られないかもしれません。それならいっそのこと、新しい糸をもう一度垂らした方が早いのではないでしょうか。もっと太い糸をもう一度準備する必要があります。

これは歴史だけではなく、国語の学習も同じです。
文脈を細かく分けすぎたために、糸くずを拾うような作業を「読解」と勘違いするのではなく、大局的に文章を眺められるようにしなければならないでしょう。歴史も人類が作り上げてきた物語です。その物語を読解できるように、指導する側が注意を払わなければならないように思います。

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